テストデータ


イルカ (2006.7.11)




ダウンロード Dolphin ver.2.01 - STL Data ( 1.27MB )
ファイル名 dolphin-v201-stldata.LZH
公開日 2006/7/11公開、2009/3/15更新

 

 

 




製作過程

1. 胴体作成




○ ひれ無しの正面図、平面図を描きます。 2次元的な美しさも重要ですので、納得いくまでスプラインで外形線を描きます。ちょっと違うな、と思ったらやり直しです。

○ PL面に外形線を投影して、ワイヤフレームを作成し、なめからに面を張ります。断面は単純な楕円2つです。

○ 3次元を考えずに外形線を定義したので、きれいに面が張れない箇所がでてきます。 外形線とPLを調整しながら、試行錯誤で面を張ります。
(断面を先に定義した方が効率的だったかもしれません。)



2. 背びれ作成




○ 外形線を描きます(黄色の線)。 外形はフィレットではなく、楕円に近い、なめらかな面でつなげますので、その面の開始となる稜線を、外形線を内側に徐変オフセットして作ります。

○ 肉厚となる面を作成します。先端に行くほど薄くなるようにRを描き(赤い線)、X方向に掃引して面を作成します。その面に徐変オフセットした線を投影します(水色の線)。

○ 作成した面に接するように、断面形状をスプラインで描きます(ピンクの線)。
後は、できたワイヤーを使って面を張ります。尖った角部はフィレットだと 違和感がありましたので、スプラインで定義して小さな面を張りました。



3. 左右のひれ作成




○ 背びれと同様に面を張ります。 ただし、背びれとは違い、外形線も面に投影します。投影する面は単純面ではなくて、先端部分で少し折れたようなスプラインを基準線とした(青い線)、 1ガイドの面で作成してます。



4. 尾びれ作成




○ 作成方法は他のひれと同様です。半分だけ作り、後でミラーします。

○ 以前作成したイルカはシャープな感じに作りましたが、今回はやさしい感じにしました。



5. 各パーツの結合




○ 上で作ったパーツを表示して、各パーツの位置を若干微調整します。

○ 全てのパーツを結合して、1つのパーツにします。



6. フィレット付け




○ 折れの箇所にRを付けます。 胴体-背びれ:R2、胴体-左右ひれ:R1.5、胴体-尾びれ:R5。 顔の折れ部:R1.5、尾びれの小さな凹部:R0.5。 ( L-Phinus Pro で計測してみてくださいね。)

○ CADmeisterのPPU1でも徐変フィレットはできますが、今回は一定半径で十分でした。 完成!





















葉っぱ (2009.3.15)




ダウンロード Leaf ver.2.01 - STL Data ( 532KB )
ファイル名 leaf-v201-stldata.LZH
公開日 2006/8/27公開、2009/3/15更新









 

製作過程

1. 2D作成




○ 葉っぱの正面図と、中心となる主脈の曲線、断面線を描きます。

○ 断面線は3パターン作成して、6箇所に配置しました。 ねじれた感じが出るように、大胆に配置します。 ( マンリョウの葉っぱを見ながら描きました。 全周のゲジゲジは省略です。)



2. 基本面の作成




○ 6つの断面線と中心の線を使い、N断面補間面で基本となる面を作成します。



3. 基本形状の作成




○ 基本面を、表裏 0.25mmずつオフセットして、0.5mmの肉厚となる面を作成します。

○ オフセットした上の面から下の面まで、正面図の外形線を平行掃引して、基本形状を作成します。



4. 葉脈の作成




○ 大変ですので、主脈だけ作りました…。

○ 断面は円です。面の作成方法は、断面の円を上下半円に分けて、基本面と同様に、N断面補間面で張ってます。

○ 基本形状がかなりうねってますので、基本形状に対する凸量が同じくらいになるよう、各断面の位置を微調整します。



5. パーツの結合





○ 葉っぱの基本形状に、角R0.2をつけてから、葉脈を結合します。葉脈の角にはC0.1をつけました。

○ 葉脈が途中で止まってしまい、不自然ではありますが、とりあえず… 完成!






計測機能の確認用STLデータ (2006.11.5)




ダウンロード Test Problem ver.1.01 - STL Data ( 1.02MB )
ファイル名 test_problem-v101-stldata.LZH
公開日 2006/11/5公開、2009/3/15更新









説明


1. distance-1.stl - 数値計算上の誤差の確認



○ Z値が微妙に異なる、8つの長方形があります。 2つの長方形間のZの距離を調べることで、有効桁数が落ちることを確認してみてください。

例えば、左から2番目の長方形と、1番左の長方形のZの距離は、 1.234568 - 1.234567 = 0.000001 ですので、有効桁数は6, 7桁から1桁程度に落ちます。



2. diameter-1A.stl, diameter-1B.stl - 半径、直径のテスト 1 -




○ 円形状の多いモデルです。

上下ケース:角R(上):R4、(下)R6
上ケース:凹部外形:φ50、SR100
上ケース:目:φ3
下ケース:貫通穴(A):φ5 (軸平行)
下ケース:貫通穴(B):φ5 (面直)



3. angle-1.stl - 角度のテスト 1 -



○ 下記の角度で接している、2つの直方体が複数あるモデルです。

[ 0.001°, 0.01°, 0.1°, 1°, 12.345°, 45.678°]



4. draft-1.stl - 勾配表示のテスト 1 -




○ 下記の角度でねじれている面があるモデルです。

左のモデル(上より)
[ 0°- 6°][ 0°- 10°][ 10°- 20°][ 20°- 30°] ... ...
[ 60°- 70°][ 70°- 80°][ 80°- 90°]

右のモデル(上より)
[ 0°- 6°][ 0°- 10°][ 0°- 20°][ 0°- 30°] ... ...
[ 0°- 70°][ 0°- 80°][ 0°- 90°]



5. ellipse-1A.stl, ellipse-1B.stl - 楕円表示のテスト 1 -



○ 楕円形状の多いモデルです。

上下ケース:角R(上):R:14, 10、(下)R:10, 8
上ケース:凹部外形:φ:60, 50
上ケース:目:φ:5, 3
下ケース:貫通穴(A):φ:7, 5 (軸平行)
下ケース:貫通穴(B):φ:7, 5 (面直)

(φ:長径, 短径) (R:長軸半径, 短軸半径)






スムースシェーディング表示の確認用STLデータ (2006.11.5)




ダウンロード Smooth ver.1.01 - STL Data ( 280KB )
ファイル名 smooth-v101-stldata.LZH
公開日 2006/11/5公開、2009/3/15更新









説明


1. smooth-1.stl - 単純なスムースシェーディングのテスト -




○ 下記の角度の折れがある形状です。

"スムージング角度"パラメータを変更することで、どのように変化するか確認してみてください。

角度(天面より) [ 1°, 2°, 3°, 4°, 5°, 6°, 7°, 8°, 9°, 10°, 15°, 20°]

右図は 8°に設定した場合です。



2. smooth-2.stl - "使用上の注意点" で使用したデータ -




○ 11°、18°、20°くらいの折れがあるモデルです。

"スムージング角度"パラメータを変更することで、どのように変化するか確認してみてください。

詳細は "サポート/使用上の注意点"をご覧ください。