テストデータ




イルカ (2006.7.11)



ダウンロード Dolphin ver.2.02 - STL Data ( 1.22MB )
ファイル名 dolphin-v202-stldata.zip
公開日 2006/7/11公開、2009/3/15更新、2024/10/26更新








制作過程

1. 胴体作成

○ ひれ無しの正面図、平面図を描きます。 2次元的な美しさも重要ですので、納得いくまで
  スプラインで外形線を描きます。ちょっと違うな、と思ったらやり直しです。

○ PL面に外形線を投影して、ワイヤフレームを作成し、なめからに面を張ります。断面は
  単純な楕円2つです。

○ 3次元を考えずに外形線を定義したので、きれいに面が張れない箇所がでてきます。
  外形線とPLを調整しながら、試行錯誤で面を張ります。

2. 背びれ作成

○ 外形線を描きます(黄色の線)。 外形はフィレットではなく、楕円に近い、なめらかな面で
  つなげますので、その面の開始となる稜線を、外形線を内側に徐変オフセットして作ります。

○ 肉厚となる面を作成します。先端に行くほど薄くなるようにRを描き(赤い線)、X方向に
  掃引して面を作成します。その面に徐変オフセットした線を投影します(水色の線)。

○ 作成した面に接するように、断面形状をスプラインで描きます(ピンクの線)。
  後は、できたワイヤーを使って面を張ります。尖った角部はフィレットだと違和感が
  ありましたので、スプラインで定義して小さな面を張りました。

3. 左右のひれ作成

○ 背びれと同様に面を張ります。 ただし、背びれとは違い、外形線も面に投影します。
  投影する面は単純面ではなくて、先端部分で少し折れたようなスプラインを基準線とした
  (青い線)、 1ガイドの面で作成してます。






4. 尾びれ作成

○ 作成方法は他のひれと同様です。半分だけ作り、後でミラーします。








5. 各パーツの結合

○ 上で作ったパーツを表示して、各パーツの位置を若干微調整します。

○ 全てのパーツを結合して、1つのパーツにします。






6. フィレット付け

○ 折れの箇所にRを付けます。 胴体-背びれ:R2、胴体-左右ひれ:R1.5、胴体-尾びれ:R5。
  顔の折れ部:R1.5、尾びれの小さな凹部:R0.5。
 
  L-Phinus V5, VR-S V6, vr-ss V2 の計測機能でR値をご確認いただければと思います。








完成後のCAD画面









計測機能の確認用STLデータ (2006.11.5)



ダウンロード Test Problem ver.1.02 - STL Data ( 0.99MB )
ファイル名 test_problem-v102-stldata.zip
公開日 2006/11/5公開、2009/3/15更新、2024/10/26更新








1. distance-1.stl - 数値計算上の誤差の確認

○ Z値が微妙に異なる、8つの長方形があります。 2つの長方形間のZの距離を調べる
  ことで、有効桁数が落ちることを確認してみてください。

  例えば、左から2番目の長方形と、1番左の長方形のZの距離は、
  1.234568 - 1.234567 = 0.000001 ですので、
  有効桁数は6, 7桁から1桁程度に落ちます。




2. diameter-1A.stl, diameter-1B.stl - 半径、直径のテスト 1 -

○ 円形状の多いモデルです。

  上下ケース:角R(上)  :R4.0、(下) R6.0
  上ケース :凹部外形 :φ50.0、SR100.0
  上ケース :目    :φ3
  下ケース :貫通穴(A) :φ5.0 (軸平行)
  下ケース :貫通穴(B) :φ5.0 (面直)



3. angle-1.stl - 角度のテスト 1 -

○ 下記の角度で接している、2つの直方体が複数あるモデルです。

  [ 0.001°, 0.01°, 0.1°, 1°, 12.345°, 45.678°]







4. draft-1.stl - 勾配表示のテスト 1 -

○ 下記の角度でねじれている面があるモデルです。

  左のモデル(上より)
  [ 0°- 6°][ 0°- 10°][ 10°- 20°][ 20°- 30°] ... ...
  [ 60°- 70°][ 70°- 80°][ 80°- 90°]

  右のモデル(上より)
  [ 0°- 6°][ 0°- 10°][ 0°- 20°][ 0°- 30°] ... ...
  [ 0°- 70°][ 0°- 80°][ 0°- 90°]


5. ellipse-1A.stl, ellipse-1B.stl - 楕円表示のテスト 1 -

○ 楕円形状の多いモデルです。

  上下ケース:角R(上)  :R:14.0, 10.0、(下) R:10.0, 8.0
  上ケース :凹部外形 :φ:60.0, 50.0
  上ケース :目    :φ:5.0, 3.0
  下ケース :貫通穴(A) :φ:7.0, 5.0 (軸平行)
  下ケース :貫通穴(B) :φ:7.0, 5.0 (面直)

  (φ:長径, 短径) (R:長軸半径, 短軸半径)









スムースシェーディング表示の確認用STLデータ (2006.11.5)



ダウンロード Smooth ver.1.02 - STL Data ( 258KB )
ファイル名 smooth-v102-stldata.zip
公開日 2006/11/5公開、2009/3/15更新、2024/10/26更新








1. smooth-1.stl - 単純なスムースシェーディングのテスト -

○ 下記の角度の折れがある形状です。

  "スムージング角度" パラメータを変更することで、どのように変化するか確認して
  みてください。

  角度 (天面より) [ 1°, 2°, 3°, 4°, 5°, 6°, 7°, 8°, 9°, 10°, 15°, 20°]

  左図は 8°に設定した場合です。


2. smooth-2.stl

○ 11°、18°、20°くらいの折れがあるモデルです。

  "スムージング角度" パラメータを変更することで、どのように変化するか確認して
  みてください。



  左上図は 元のCADの画面です。








  左中図は スムージング角度を 10° に設定して、シェーディング+エッジ表示した
  場合です。元のCADデータと同じような表示になります。









  左下図は、スムージング角度を 19° に設定した場合です。
  11°の折れ、18°の折れはなめらかに表示されてしまい、元のCADデータとは
  違う表示になりますので、気を付けてご利用ください。


  なお、スムースシェーディングは見た目をなめからに表示する機能であり、
  ファセット(三角形) 自体をなめらかに形状変更しているわけではありません。