概要
グラフィックスAPI「Vulkan」 を使用した STL Viewer です。
高速表示が可能ですので、容量の大きいSTLファイルの表示に適しています。
機能、使用方法
STLファイルを開く |
〇 STL ファイルの表示方法は以下の3通りです。
1. "開く" ボタンを押し、ファイルを選択する 。
2. エクスプローラーからSTLファイルを本ソフトに
D&Dする。
3. 拡張子 "STL" が本ソフトに関連付けしてあれば、
エクスプローラーのSTLファイルをダブルクリック
する。
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ファイルの保存 |
〇 ファイルの保存(ASCII/BINARY変換) 機能では、
選択しているモデルに対して、以下の3種類の形式で
ファイルを保存できます。
1. STL (ASCII)
2. STL (BINARY)
3. IGES (2直線のルールド面)
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[補足]
STLファイルはBINARY形式で取り扱うことをお勧めします。
ASCII形式はテキスト形式ですので、テキストエディタで直接
座標値を編集することができますが、そのようなことは
少ないかなと思います。
ファセット数の多いSTLをASCII形式で保存すると、ファイル
サイズが非常に大きくなります。
IGESフォーマットで保存すると、STLの各三角形(ファセット)を
IGESエンティティ 118 の2直線のルールド面で保存します。
STL(ASCII) より更にファイルサイズが大きくなります。
お使いのCADにSTLファイルを取り込みたいけど、その機能が
ない場合などにご利用いただければと思います。
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STLモデルを動かす |
〇 マウス操作
回転:左ボタンでドラッグします。
移動:右ボタンでドラッグします。
拡大縮小:ホイールを回す、または、
中央ボタンでドラッグします。
回転中心の設定:ファセットを右クリックすることで、
その点を回転中心に設定できます。
〇 自動的に正投影にする機能
回転後のビューの向きが正投影に近ければ、自動的に
正投影にします。
〇 3Dマウス操作
一般的な3Dマウスの操作で、回転、移動、拡大縮小の
動作が同時にできます。
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[補足]
〇 3Dマウスは、3Dconnexion社製3Dマウス
(SpaceMouse) に対応しております。
ボタンは以下のように割り当ててあります。
左ボタン:フィット (全体表示)
右ボタン:「Ctrl」キー (断面位置の移動で使用)
この動作にするには、3Dconnexion 設定画面で、
以下のように設定してください。
(または添付の設定ファイルを取り込んでください。
ボタンを使わない場合にはこの設定は不要です。)
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外形表示 |
〇 バウンディングボックスの表示
モデルの最外形を線で表示します。
〇 外形寸法の表示
モデルの外形寸法を表示します。
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勾配表示 |
〇 X,Y,Z軸に対する勾配角度をグラデーションで表示します。
視覚的に抜き勾配の確認ができます。
〇 グラデーションの範囲は -4.0° ~ +4.0° です。
〇 ファセットをクリックすると、ツールチップに角度が
表示されます。
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計測 |
本ソフトの計測機能は以下の通りです。
〇 座標
1点を選択することで、その座標値が表示されます。
〇 距離
距離(2点間) : 2点を選択することで、2点間の距離が
計測されます。
距離(2直線間):平行な2直線を選択することで、2直線
間の距離が計測されます。
距離(点と平面):1点と面を選択することで、点と平面間
の最短距離が計測されます。
〇 半径、直径
3点を選択することで、3点を通る円の半径/直径が計測
されます。
〇 角度
角度(中心と2点) :
3点を選択することで、1点目を中心とした、
3点間の角度が計測されます。
角度(2直線):
2つの直線を選択することで、2直線間の
角度が計測されます。
角度(2面) :
2つの面を選択することで、2面間の角度が
計測されます。
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[補足]
〇 計測結果は、X, Y, Z方向の値と、3次元の値が表示されます。
〇 距離(点と平面) の測定での平面とは、ファセットの3頂点で
定義される無限平面です。
〇 計測不能の場合や計算精度が著しく落ちると予想される
場合には、計測値は表示されません。
〇 2直線間距離"では、実用性を考慮して厳密に平行でなく
ても計測できます。
その場合には、 "距離(参考値)" と表示されます。
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断面表示
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XY断面、YZ断面、ZX断面を表示します。
切り取る側は "逆方向" で変えられます。
断面線も計測時のセレクト処理の対象ですので、
パーツの肉厚やクリアランスなどの測定ができます。
断面位置の移動は、「Ctrl」キーを押しながら、
移動したい方向に、左ドラッグで移動できます。
3Dconnexion社製3Dマウス (SpaceMouse) をお使いの場合、
3Dマウスの右ボタンを押しながら、マウスの左ドラッグで、
断面位置の移動ができます。
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※ SpaceMouse は 3Dconnexion
Inc. の登録商標です。
履歴
[vr-ss V2]
2024/10/26 |
ver.2.00 |
〇 3Dconnexion社製3Dマウス (SpaceMouse) に対応
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[vr-ss]
2024/ 1/ 4 |
ver.1.00 |
〇 シェアウェア化して新規公開
〇 外形寸法の表示機能を追加
〇 計測機能を追加
〇 出力ウィンドウを作成して、各種情報を表示できるようにする。
〇 保存機能を追加 (STL(ASCII),STL(BINARY),IGES(ルールド面)) |
[vr-ss] (評価版)
2022/12/11 |
ver.0.80 |
〇 断面表示機能を追加 |
2022/ 9/24 |
ver.0.70 |
〇 表示方法に、ワイヤーフレーム、隠線消去、シェーディング+ワイヤ表示を追加
〇 全体表示機能を追加
〇 最大外形線(バウンディングボックス)の表示機能を追加
〇 勾配表示機能を追加
〇 裏面表示の設定を追加 |
2022/ 4/30 |
ver.0.64 |
〇 座標系、座標軸の表示機能を追加 |
2021/ 5/22 |
ver.0.63 |
〇 複数のSTLファイルの表示機能を追加 |
2021/ 4/ 9 |
ver.0.62 |
〇 右クリックによる、回転中心の設定機能を追加 |
2021/ 1/24 |
ver.0.61 |
〇 ファイルロード時にプログレスバーを表示
〇 ステータスバーにファイル名、サイズ、ファセット数を表示
〇 実行時に使用するライブラリをスタティックライブラリに変更 |
2021/ 1/ 3 |
ver.0.60 |
〇 新規公開 (フリーソフトとして公開)
〇 1つのSTLファイルをシェーディング表示するのみのソフトです。 |
ライセンスについて
vr-ss V2 はシェアウェアです。
本ソフトウェアを実行するには、ご使用される人数分またはご使用されるPC台数分の
ライセンスをご購入していただく必要があります。
ご購入前に全機能をお試しいただくことができます(試用期間:6ヶ月間)。
ソフト起動時に表示される、"vr-ss V2 - ユーザ登録情報の入力" ウィンドウに、下記
"Trial Licese Key" を入力して、"OK" ボタンを押すことで試用することができます。
※ "Trial Licese Key" の有効期限が切れている場合がございます。
不定期で更新いたしますので、その場合にはしばらくお待ちください。
1ライセンス料金:\7,700 (10%消費税込み)。
学生の方は、無償でご利用いただけます。下記、学生用ライセンスキーをお使いください。
勉学、趣味などにご利用いただければと思います。
ダウンロード
vr-ss V2 |
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ダウンロード |
vr-ss V2 ver.2.00 ( 3.42MB ) |
ファイル名 |
Setup_vr-ss_V2_v200.zip |
公開日 |
2024/10/26 |
MD5ハッシュ |
4df370b7edd6c5ad30113cb368e988d1 | |
[ Trial License Key (試用ライセンスキー) ]
ご登録者名 |
vr-ss-trial-license-2024-10 |
UserID |
vrss-2024-1026-0000-0000 |
KeyCode |
1C448C2FDA0E32566DF49CE747EC6D4F |
有効期間 |
2024/10/26 - 2025/4/23 |
[ Student License Key (学生用ライセンスキー) ]
ご登録者名 |
vr-ss-student-license-2024 |
UserID |
vrss-2024-0104-0000-0001 |
KeyCode |
1A93E1D0BC183297383D4FA8E7294776 |
有効期間 |
2024/1/4 - 2025/3/28 |